平成27年7月14日 『中國新聞』 朝刊
祖父の代から、お仕事をさせていただいておりました『出原浄水場』
設備更新に伴って、
当社が請け負っていた人力作業の仕事に幕がおりました。
半世紀・・・50年にも渡って請け負わせていただいた仕事が終わるのは、少し寂しい気持ちです。
長らく請け負わせていただいておりましたので、
先日、中國新聞の記者より、取材がございました。
私も小さい頃、バイトでこの仕事を手伝わせてもらったことがありますが、
死にそうなくらいハードだった記憶があります。。。。
さて、日本には 『湯水のように使う』 という言葉があるほど、『水』の大切さがあまり認識されていません。
ペットボトルの水が売っているほどです。
当然、蛇口を捻れば出るのですから、なかなか意識しづらいですが、
日本は輸入大国。食料品の多くを海外から輸入しているという前置きからこんな話を・・・・・。
近年、「若干」減ってきたものの、日本の水の使用量は、年間830億トンと言われています。
もし海外から輸入している食料を日本で生産するとなると、
この日本の水の使用量と同等の水の消費量が必要になるのです。
これを 『仮想水』 と言われるそうですが・・・・
日本は世界から水をかき集めている国とも言えるのです。
世界の水の総量というのは一定なのですから、
日本人の豊かな生活の源である「水」があるという状況は、
世界では当たり前でないことを認識すべきであります。
大切な『水資源』という意識を改めて、大切に使っていきたいですね。